アクティブ・ラーニングをどう評価すべきか〜西岡加名恵氏に聞く 次期学習指導要領改訂に向けて、文部科学省が初等・中等教育(幼稚園・小学校・中学校・高校)での「アクティブ・ラーニング」(能動的な学習)を強く推進する方向性を打ち出している(*1)。アクティブ・ラーニングには、生徒たちの知識・技能を定着させるだけでなく学習意欲を高める効果も期待されているが、導入にあたって課題になりそうなのが、センター試験のような筆記テストなどとは違って学習活動の結果を評価するのが難しいことだ。教育評価の専門家として知られる京都大学大学院教育学研究科の西岡加名恵准教授に、アクティブ・ラーニングを行う際の評価のあり方について聞いた。 はいまわるだけのアクティブ・ラーニングにならないために ——アクティブ・ラーニングという言葉があらためて注目されていますが、そもそもどういった学習をアクティブ・ラーニングと呼ぶのですか。