「かわいそうに、こんな小さい時から保育園に預けて」 働くお母さんがよく言われる言葉です。その背景にあるのは“3歳児神話”。『3歳までは母親が家庭で子育てをした方がよい』という説で、広く言われ続けています。私も泣く子どもを保育園に残して職場に向かう時、これでいいのかと心が痛くなる時があります。そこで調べてみると神話につながるある報告書と、それを検証するいくつもの研究があることがわかりました。3歳児神話にどう向き合えばいいのか、考えてみます。(ネットワーク報道部記者 大窪奈緒子) 「こんなに小さいうちから預けているの?かわいそうに」と近所の人から声をかけられました。よく知っている人だっただけに落ち込みました。 「小さいうちに預けていいいの? と言われると、不安になるんです。子どもが十分に甘えられていないのではないかとか考えてしまって」 3歳の長男と1歳の長女を保育園や実母に預けて体操教室で働い