スマートフォンデビューする子どもたちの多くは、そこにさまざまな危険が潜んでいることを知りません。スマートフォンを子どもに与える親としては、子どもにスマートフォンを安全に利用できる環境を与え、温かく見守りながら、自立して利用できるレベルに達するよう子どもの成長を促していく必要があるでしょう。 ところが「親の方が日進月歩する技術のスピードについて行けず、子どもたちだけが先行して無防備な環境に放り出された状況が続いている」というのが現状ではないでしょうか。しかし、諦めないでください。子どもたちの安全を確保する方法はいろいろ用意されています。前回のiPhone編に続き、今回はAndroid系のスマートフォンについて解説します。 →スマートフォンを使う子どもの親が覚えておくべき設定(iPhone編) iPhoneはApple1社が提供するため、操作方法や設定内容が統一されており、どこで購入したiPh
小・中学生のスマートフォン(高機能携帯電話)や携帯電話の使用を制限する試みが全国的に始まっている。愛知県刈谷市が4月から午後9時以降の使用を禁止するよう各家庭に要請したのを皮切りに、横浜市や仙台市でも使用制限を呼びかけている。無料通信アプリLINE(ライン)などを使ったトラブルや生活習慣の乱れを避けるのがねらいで、他の自治体も関心を寄せている。 刈谷市では市内全21校の小、中学校が保護者と連携して、(1)必要のないスマホや携帯電話を持たせない(2)有害サイトを閲覧制限する「フィルタリング」サービスを受ける(3)午後9時以降は親が預かる−などを学校とPTAの連名で各家庭に要請。新年度から始めた。 文部科学省の担当者は「地域で一律に使用時間の制限まで設ける試みは珍しい」としているが、同様の“呼びかけ”が各地に波及している。 横浜市は全市立学校の保護者向けに、(1)家族のいるところで使う(
2013年7月28日、山口県萩市で大雨で川が氾濫した。一部の報道によると、地元の高校生たちはメッセージアプリの「LINE」を使って、地域の人たちに避難を呼びかけるなど、災害情報を伝えた。通行止めなどの情報は、ほかの報道などに比べてLINEの方が早く伝わったという。 この連載では、スマートフォン(スマホ)とその上で動くLINEなどのアプリが10代の青少年に及ぼす影響を書き連ねてきた(写真)が、こうした側面で使われたことも共有すべきと考えあえて触れてみた。 子供とネットにかかわる報道では、先週新聞やテレビなどで、厚生労働省の研究班(代表・大井田隆日本大学教授)の調査結果として、「ネット依存の中高生52万人」という内容が取り上げられた。これまで本連載でスマホ経由でインターネットにかかわりあう子供たちについて記載してきた筆者にとっても、興味深い調査結果だった。 病的な利用と認定されたのは全体の8.
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