京都大学は2011年に学生向けメールサービスとしてMicrosoftのクラウドサービスを導入しているが(Microsoftの導入事例)、これにまつわる経緯やトラブルについてをまとめた論文が公開されている(京都大学学術情報リポジトリ)。 京都大学は無償版のMicrosoft Live@eduを導入、その後サービス終了に伴ってOffice 365の無償エディションに移行していたが、この論文では選定理由や発生したトラブルなどについて述べられている。トラブルの発生件数は少ないとは言えず、また管理者側での根本的な解決が難しいものも多かったようだ。利用者(学生)が戸惑うような仕様もあり、担当者は大変だっただろうなと思う。