明日未明の打ち上げを前に、組み立て棟から姿を現したH2Bロケット1号機=鹿児島県南種子町のJAXA種子島宇宙センターで2009年9月10日午前11時19分、野田武撮影 国産新大型ロケット「H2B」1号機が10日午前、鹿児島県・種子島宇宙センターの組み立て棟から発射場へ移動した。国際宇宙ステーションへ物資を運ぶ無人補給機(HTV)を搭載。午後から燃料の液体水素などが充てんされ、11日午前2時1分46秒の初打ち上げを待つ。 【写真特集】日本の新しい大型ロケット、H2B 全容を写真で 午前11時すぎ、組み立て棟の扉が開き、全長約56メートルの巨体が初めて姿を現した。移動発射台で発射場までの約350メートルを約20分かけ、ゆっくりと移動した。発射場は岬の先端にあり、H2B用に新たに整備した。 H2Bは打ち上げ能力を高めるため、1段目のメーンエンジンを2基束ね、「H2A」より全長3メートル、直