はじめに 2006年の現在,小学校には「情報」の教科はありません。ですから俗に言うコンピュータ・リテラシーを獲得する時間は指導時数としては確保されていません。国語科や社会科,総合的な学習の時間などでコンピュータを使った学習をして少しずつ身につけていくことになります。もちろんその時間に児童に身につけさせたい力は主に国語科や社会科などの教科の目標に沿ったものになりますので,コンピュータ・リテラシーを身につけることに多くの時間を割くことはできません。 そこで児童の実態に応じたスクリーンキーボードを作成し,タイピングの訓練が十分でない児童が,少しでも効率よくコンピュータを活用した学習に取り組むことができるようにしたいと考えました。そうすることにより,教科の目標の達成のためにより多くの時間を使うことができるはずです。 作成するスクリーンキーボードの仕様 TabControlコントロールで数種類の