グラナダ市南東の丘に位置するアルハンブラ宮殿アルハンブラ宮殿(アルハンブラきゅうでん、スペイン語: la Alhambra ラランブラ)は、スペインのアンダルシア州グラナダ県グラナダ市南東の丘(サビーカの丘)の上に位置する城塞・宮殿である。 概要[編集] 宮殿と呼ばれているが城塞の性質も備えており、その中に住宅、官庁、軍隊、厩舎、モスク、学校、浴場、墓地、庭園といった様々な施設を備えていた。現代に残る大部分は、イベリア半島(アル=アンダルス)最後のイスラム王朝・ナスル朝の時代の建築とされ、初代ムハンマド1世が建築に着手し、その後のムスリム政権下で増築された。スルタン(王)の居所であるとともに、数千人が居住する城塞都市でもあった。 夏場非常に暑いと言われるグラナダの中でもとても涼しい場所に位置し、ウマの背のような形をした緑多い丘に立地する。 建築の材料には、煉瓦、木材、練土などのもろいものが