奥に見えるのは、シンボルのキャラクター「ホモ・ルーデンス(遊ぶ人)」。「見たことのない世界に遊びを届ける」という思いが込められている=東京都港区の「コジマプロダクション」、飯塚悟撮影 9月上旬。小島は新作開発のさなかにあった。ソニーグループのゲーム機「プレイステーション4」向けの『デス・ストランディング』。2016年に制作を発表したゲームの開発はいま、小島がプレーしながら担当部門と修正を繰り返していく段階に来ている。「これまでにないゲームになってますよ」。コントローラーを手にしながら、そう自信を見せた。 実写のような精細な映像を使うゲームの中で、主人公を演じるのは、米のドラマ『ウォーキング・デッド』で人気のノーマン・リーダス。脇を固めるのは『ハンニバル』のマッツ・ミケルセンに、映画『007 スペクター』でボンドガールを演じたレア・セドゥ。ゲームの枠を超えた小島への評価と期待が、その顔ぶれか