トランプはウクライナから手を引く、もう世界を支える力も意思もないという恐怖の事実 ウクライナの運命は明日の世界の映し鏡・後編 そもそもの発端、オバマはロシアの協力が必要だった ウクライナは、なぜこのような窮状に陥ってしまったのだろうか。 それは、前篇「プーチンの核恫喝に屈し続けたアメリカ、首の皮一枚・ウクライナ危機の真実」で解説した、プーチンの核エスカレーション戦略が功を奏したという事だけが理由ではない。2014年のウクライナ危機自体が当初から、アメリカの世界からの撤退の流れの中で起きたことだったからだ。 かつて2014年のウクライナ危機の時に、8月から9月にかけてと、翌年の1月から2月にかけて2回、ロシアの正規軍が投入された。このロシアが優位になっている段階でロシアとウクライナは9月にミンスク1合意、そして、ドイツ、フランスの仲介で2月にミンスク2合意が休戦合意として締結された。 実は、
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