淡水にすむ珍しいクラゲ「マミズクラゲ」が、兵庫県洲本市五色町上堺のため池「松林池」で見つかった。神戸市立須磨海浜水族園によると、直径は約2センチ。毎年同じ池では見つからず、突然発生するため「神出鬼没のクラゲ」とされ、詳しい生態は謎だという。 近くに住む農業原浩一さん(62)が8月21日朝、ため池に小さなクラゲがたくさん浮いているのを発見。地元の獣医師山崎博道さん(71)に知らせ、マミズクラゲと分かった。原さんは「一目見てクラゲだと思ったが、まさか池にクラゲがいるとは」と驚く。 淡路島の生物に詳しい環境省自然公園指導員の生嶋史朗さん(53)によると、マミズクラゲは2007年9月と10年9月にも洲本市内で発見例があるという。