出典:日経コンピュータ 2012年3月15日号 pp.100-101 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります) 「カラム型DB」はリレーショナルデータベース(RDB)の一種。データを「ロー(行)」ではなく、「カラム(列)」単位に扱う。「来店日時別の売り上げ集計」といった処理を高速にこなせるため、データウエアハウス(DWH)の性能向上策として注目度が高まっている。ローとカラムのどちらでもアクセス可能な製品も登場してきた。 カラム型DBと一般的なRDB(ロー型DB)のアクセス手法を比較していこう。 RDBは、Excelなど表計算ソフトと同様に表(テーブル)構造でデータを格納する。表には、データ項目を指定する「カラム(列)」がある。例えば飲食店の売り上げ明細であれば、売上日や店舗名、来店日時、会員番号、お客様名、主担当、レジ担当、メニュー、数量、税抜金額、消費税、合計金