「違うわ! よく聞け! こうやって並べ! 男女男男女男女 男女男男女男女……♪」 ネットユーザーなら、1度は耳にしたことのある方も多いであろうこの曲が、今またブームの兆しを見せている。アーティスト名は「太郎」、曲名は『男女』。修学旅行や合コンでの男女の並び方を、掛け合い調で指示するコミカルな詞とテクノ調のサウンドで、一度聴くと妙に耳に残り、思わずサビが口をついてしまう非常にキャッチーな曲だ。この曲をつくった太郎は、本名も素顔も謎に包まれたアーティストだが、その人気に最初に火がついたのは、YouTubeなどの動画共有サイトだった。 ことの始まりは、2006年に太郎がオーディションで披露した同曲を、耳聡いネットユーザーが聞きつけ、曲に合わせた動画を作って投稿したこと。その後、ヒヨコの雄雌を分ける映像を組み合わせた動画や、トイレの男女マークを交互に並べる動画などが作られ、『男女』は盛り上がってゆ
インターネットのコンテンツとして、動画の存在が急速に大きくなっている。既存のISP(インターネット・サービス・プロバイダー)がポータルサイト拡充の一貫として、動画コンテンツの配信を進めてきたのは事実。しかし、最近はブログやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の日記などのCGM(消費者生成メディア)からリンクが張られており、そこからさまざまな動画を閲覧することが多くなっている。動画コンテンツの供給源となっているのが、これもCGMの1つである動画共有サイトだ。 動画共有サイトの草分け的存在が、米国の「YouTube」。創業者が、ディナーパーティーで撮影した動画を参加者と共有しようとしたことからスタートしたサイトだが、全米3大ネットワークの1つであるNBCの人気番組の映像が公開されて問題化したことで知名度がアップした。正式公開された2005年12月の3カ月後の2006年3月には日本の
gooリサーチ結果 (No.169) 第9回ブロードバンドコンテンツ利用実態調査 ~動画共有サイトの利用者は6割。10代の25%以上が、ほぼ毎日利用~ インターネットアンケート・サービス「gooリサーチ」(*1)を共同で提供するNTTレゾナント株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:和才 博美)と株式会社三菱総合研究所(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 田中 將介)は「gooリサーチ」登録モニター及び「goo」ユーザを対象に「第9回ブロードバンドコンテンツ利用実態調査」を実施しました。有効回答者数36,615名でした。 本調査は、インターネット利用ユーザのブロードバンドコンテンツの利用状況について、最新の実態を把握することを目的とした定点調査であり、今回は動画共有サイトの利用動向について調査しました。 前回の「『第8回ブロードバンドコンテンツ利用実態調査』に関する調査結果〜「セ
スプラシアは4月15日、動画共有サービス「Sprasia」をオープンベータ版として一般公開した。 Sprasiaは、ユーザーが同サイト、もしくはYouTubeにアップロードした動画にさまざまなエフェクト(特殊効果)をつけて公開し、共有できるサービスだ。2007年12月よりユーザー数を限定したクローズドベータ版としてサービスを提供していたが、今回その制限を取り払い、一般公開を行う運びとなった。 クローズドベータ版では、動画にエフェクトをつける際、同社開発のオーサリングツール「effectunes」を利用してブラウザ上で編集する必要があった。しかし一般公開版では、動画のプレーヤーにも編集機能を追加しており、effectunesを起動しなくとも動画を再生しながらエフェクトをかけることが可能になった。 エフェクトの細かな調整をする場合にはeffectunesを使用するが、同ツールも機能を改善してい
「YouTube」に関する記事をこのコラムで初めて取り上げたのは今年の5月(記事)。それからまだ数カ月だが,YouTubeの人気は目覚ましい勢いで高まっている。Nielsen//NetRatingsの調査によれば,今年3月時点で776万人だった米国の月間ユニーク・ユーザー数は,6月に1960万人にまで増えた。今年1月の490万人から比べるとほぼ4倍。この伸び率は上位25のWebサイトで最も高いという(米Nielsen//NetRatingsの調査資料=PDFファイル)。 YouTube社が公表した資料によれば,6月時点の1日当たりの映像再生回数は7000万回。ここ最近の数値について同社は公表していないが,今年3月時点で4000万回だったことを考えると,すでに1億回を超えているのではないかといわれている。 ユーザー数の増加を追い風にして,同社は新しい取り組みを次々と発表している。大手コンテン
2006年前半,動画共有サイトの最大手「YouTube」が一気に話題をさらった後,日本でも大手企業が動画共有サイトを立ち上げる動きが目立ってきた。NTTグループが8月末からトライアルとして開設した「ClipLife」もそうした動画共有サイトの一つだ。 YouTubeなどブームの先駆けとなった動画共有サイトは,誰もが自由に動画を投稿でき,閲覧も無料である。一部には著作権者の了承を得ずに違法に公開される動画もあるといった問題点も含んでいる。放送事業者などの著作権者が,権利を侵害している動画の削除を要請するといったケースも頻発している。 これに対して日本の大手企業が手がける動画共有サイトは,違法性のある動画が流出しないように,投稿された映像を公開前に一旦チェックする方針を打ち出しているものが多い。NTTのClipLifeもそうしたサイトの一つで,著作権侵害などの不正な映像を半自動的に検出する技術
第3回 フジテレビラボLLC合同会社 時澤 正 代表~YouTubeとの違いは安心感 ロングテールの広告媒体にする 2006年9月27日 フジテレビジョンと、トランスコスモス傘下のネット事業開発企業チームラボビジネスディベロップメントが共同で設立した「フジテレビラボLLC合同会社」は2006年7月13日に、一般ユーザーからの投稿映像を公開するWebサイト「ワッチミー!TV」の試験サービスを開始した。日本版YouTubeとの見方もあるが、YouTubeとは一線を画したサービスとして、ネットならではの映像文化の育成を支援する。同社代表の時澤正氏はフジテレビで報道や情報番組に長く携わってきた映像のプロ。その時澤氏にサービス提供の狙い、ビジネスモデル、今後の課題などを聞いた。 (聞き手はライター 橋本 雄一) 「ワッチミー! TV」とは? 時澤 一般のユーザーが撮影した映像をネット上で公開でき
YouTubeを活用するパリス・ヒルトンさん。ヒルトンさんはYouTubeに専用バナー付きの「ブランド・チャンネル」を開設している。なお,ブランド・チャンネルの開設は有料である 「僕は写真もビデオも録音テープも全部OKなんで,是非皆さんインターネットにアップロードしてください」 今年の7月末に香港で開催されたアニメのイベント「香港動漫節」で,ゲストとして登壇した声優の古谷徹さんはこう語っている。古谷さんは「機動戦士ガンダム」の主人公アムロ・レイ役で有名な方。そして古谷さんの“アップロード許可発言”に応えるかのように,人気の動画共有サイト「YouTube」には古谷さんを撮影した多数の動画が観客の手によってアップロードされている。ちなみに,古谷さんは自らプログラミングをたしなむほどパソコンに詳しい人だ。 その後しばらく経った8月中旬,米国の“セレブ”として有名なタレント,パリス・ヒルトンさんが
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