黒川弘務東京高検検事長の賭けマージャン問題について話す森雅子法相=首相官邸で2020年5月21日午後5時40分、宮間俊樹撮影 森雅子法相は21日、5月に2回、報道関係者と賭けマージャンをしていたとして、東京高検の黒川弘務検事長を訓告処分としたことを明らかにした。人事院の「懲戒処分の指針」は、賭博をした職員は「減給」または「戒告」と規定しているが、黒川氏は懲戒処分よりも軽い「訓告」にとどまった。 国家公務員の処分には「免職」「停職」「…
黒川弘務東京高検検事長の賭けマージャン問題について話す森雅子法相=首相官邸で2020年5月21日午後5時40分、宮間俊樹撮影 森雅子法相は21日、5月に2回、報道関係者と賭けマージャンをしていたとして、東京高検の黒川弘務検事長を訓告処分としたことを明らかにした。人事院の「懲戒処分の指針」は、賭博をした職員は「減給」または「戒告」と規定しているが、黒川氏は懲戒処分よりも軽い「訓告」にとどまった。 国家公務員の処分には「免職」「停職」「…
菅義偉官房長官は19日の記者会見で、検察庁法改正案の土台となった検察官の定年延長を容認する同法などの解釈変更について「検察官の人事制度に関わることであり、(国民や国会への)周知の必要はなかったと考える」と述べた。法務省は2020年1月、従来は認めていなかった検察官の定年延長を容認する法解釈案を示し、内閣法制局や人事院から了承を得ていたが、国会などには報告しておらず、野党からは行政府による「法改正なき解釈変更」(…
渋谷駅前のスクランブル交差点を行き来する人たち=東京都渋谷区で2020年5月15日午後1時58分、小川昌宏撮影 新型コロナウイルスの緊急事態宣言が14日に39県で解除されたが、今も宣言が続く東京都でも人出に増加の兆しが見えてきた。営業を再開した店舗も少なくない。買い物や子どものストレス解消など外出目的はさまざまだが、自粛の緩みは感染の「第2波」につながりかねず、不安を口にする人もいた。 15日午前8時、JR東京駅前はマスク姿の会社員が目立った。通りの人影はまばらだったが、駅の改札口では列をなして歩くサラリーマンの姿も。インフラ系の会社に勤める50代女性は「4月後半と比べると今週は人が増えたと感じる」と話した。 百貨店や貴金属店などが建ち並ぶ銀座。休業を続ける店も多いが、ソフトバンクの子会社「アグープ」が推計したスマートフォンの位置情報をもとにした人口データによると、平日(5月11~14日)
新型コロナウイルスに感染した埼玉県内の80代男性が4月中旬、病院に入れずに自宅待機となっている間に急変し、搬送された病院で死亡した。男性の遺族は早期の入院を望んだものの、埼玉県では当時、感染者約200人が入院待ちの状態で、保健所から「重症者から入院させる。順番がある」と説明されていた。遺族は「しゃべれないほど重い状態だった。放置されたも同然だ」と県の対応を批判している。 遺族によると、男性は80代の妻と2人暮らしで、4月上旬から発熱やせきなどの症状があり、近所の病院を受診。処方された解熱剤を飲むなどして自宅療養していた。同13日に症状が悪化して同県所沢市の病院に救急搬送された。しかし、入院の必要はないと判断され、PCR検査(遺伝子検査)を受けて帰宅した。
市販されている複数の洗剤やハンドソープなどを適切に使えば、新型コロナウイルスの感染力を失わせる効果があるとの研究成果を、北里大の研究チームがまとめた。主にエタノールや界面活性剤が含まれているもので確認。研究チームは「ウイルスが付着した手指や、床や壁などの洗浄に加え、衣服の洗浄に効果が期待できる」としている。ただし住居用洗剤を手指には使わないなど、使用上の注意通りに使う必要がある。 日本ウイルス学会によると、新型コロナウイルスは「エンベロープ」と呼ばれる二重膜で覆われていて、エタノールや界面活性剤がこの膜を破壊し、感染力を失うことが知られている。しかし、市販されている製品の効果の有無は明らかになっていない。
埼玉県加須市の50代男性が、新型コロナウイルス感染を調べるPCR検査(遺伝子検査)の結果を待たずに茨城県古河市の外科医院を受診し、後に陽性と判明したことで、医院が休診していることが判明した。埼玉県や同医院が取材に明らかにした。保健所は、検査を受けてから結果が出るまでは外出を控えるよう求めている。 埼玉県や医院によると、男性は初診で今月14日午後4時ごろに来院し、右足の痛みと痔(じ)の症状を訴えた。診察中、院長は男性の荒い息づかいに気付き、持病な…
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が全国に出され、観光地の嵐山も閑散としていた=京都市右京区で2020年4月17日午後0時21分、添島香苗撮影 新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が全国に拡大し、不要不急の外出の自粛が要請される中、全国有数の観光地で知られる京都が大きな打撃を受けている。感染拡大前にはインバウンド(訪日外国人)など急増する観光客が集中し、住民生活が損なわれる「観光公害」が深刻化していたが、一転して窮地に立たされている。【添島香苗、鈴木健太郎】 府が休業要請を出す前日の17日午後、京福電鉄嵐山駅(京都市右京区)前で観光客向けの飲食店や土産物屋が立ち並ぶ嵐山商店街は、多くの店がシャッターを閉め、臨時休業を知らせる張り紙が並んだ。
松尾さんの遺体が2階で見つかった元店舗の建物(左)と出火した店舗兼住居(中央)=岩手県花巻市東和町土沢で、山田豊撮影(画像の一部を加工しています) 岩手県花巻市の小さな商店街で11日朝、火災があり、出火元の隣の住居から1人の男性の遺体が見つかった。岩手の文化や自然に憧れ、「ついの住み家に」と東京から3日前に引っ越してきたばかりだった松尾利明さん(72)。新型コロナウイルスの感染を警戒され、入居が決まっていたマンションの住民に「しばらく来ないで」と告げられた。市からも転入届の提出を待つよう求められた。追われるように仮住まいに移ったばかりの悲劇だった。【山田豊】 東京都大田区で暮らし、以前は会社勤めなどをしていた松尾さんは、約30年前から同市を訪れていた。親しかった市内の男性飲食店主(62)によると、松尾さんは「全国の記念館や博物館を訪れるのが趣味」と話していたという。中でも、宮沢賢治らの記念
無料運行する銀河鉄道バスを利用し東京駅付近で降りる乗客たち=東京都千代田区で2020年4月10日午前7時42分、滝川大貴撮影 新型コロナウイルス感染が拡大するなか、東京都心で働くサラリーマンを、郊外の東村山市から無料で乗せるバスが毎朝走っている。運行するのは同市のバス会社「銀河鉄道」。新型コロナの影響で需要が激減した同社の観光バスを利用し、3月12日から運行を続ける。混雑する電車を避け、感染を恐れることなく安心して職場に通ってもらおうという試みだ。緊急事態宣言の発令から4日目の10日朝、記者がバスに同乗した。 午前5時45分、西武新宿線東村山駅前にクリーム色の観光バスが停車していた。気温は10度を下回り肌寒い。マスク姿の人たちが足早にやって来た。除菌液を手指に吹きかけてもらって消毒した後、めいめいにバスに乗り込んでいく。通勤客限定の事前予約制といい、この日の乗客は12人だった。30歳から6
緊急事態宣言を受け、東京都新宿区の繁華街では7日、同区の安全安心パトロール隊が外出自粛を呼びかけていた=同区で2020年4月7日午後6時49分、喜屋武真之介撮影 新型コロナウイルスの感染拡大を止めるため緊急事態宣言が発令されるなか、街を出歩く人への外出自粛の徹底などを警察に求める声が一部で出始めた。だが外出自粛や休業の要請・指示に従わなくても罰則はなく、警察の取り締まり対象にはならない。警察幹部は「権限がないことはできないが、自治体から要請があればパトロール中の呼び掛けはしたい」としている。【柿崎誠、町田徳丈、岩崎邦宏】 「宣言が発せられたのに(飲食)店を営業しているのはけしからん。警察で注意しろ」「飲食店を営業しているので声がうるさい」――。安倍晋三首相が緊急事態宣言を発令した翌日の8日と翌9日、警視庁には宣言に関連した110番がそれぞれ30件を超えた。場所を特定できた店舗には警察官が駆
大阪メトロは22日、谷町線で乗務中の男性車掌(46)が業務用タブレット端末で業務と関係のない「KGB(旧ソ連国家保安委員会)」についてインターネット検索していたと発表した。運行に支障はなかった。同社は車掌を乗務から外し、処分を検討する。 同社によると21日午後6時55分ごろ、車掌が検索しているとこ… この記事は有料記事です。 残り136文字(全文286文字)
「復興の火」としてJR仙台駅東口に設置された聖火皿にともされた東京オリンピックの聖火を一目見ようと列をなす人たち。列は駅反対側の西口まで続いた=仙台市青葉区で2020年3月21日午後2時54分、和田大典撮影 東京オリンピックの聖火を東日本大震災の被災3県で巡回展示する催し「復興の火」は21日、仙台市で行われ、約5時間半で約5万2000人が観覧した。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、主催する宮城県は混雑緩和に努めたが、想定(1万人)の5倍以上の人出に500メートルを超える長蛇の列ができた。感染リスクが高まる密集の中、数時間待つ状態が続いた。 共催する東京五輪・パラリンピック組織委員会は22日以降、列の間隔を前後1メートル以上空けることを徹底し、過度な密集状態が発生した場合は中断や中止も検討することを明らかにした。
神戸市教委は28日、市立東須磨小学校とは別の学校で、複数の先輩教員が後輩教員に対し、蚕のさなぎを食べさせるなどの集団ハラスメントがあったと発表した。40代男性教諭を減給10分の1(3カ月)、30代男性臨時講師を戒告の懲戒処分とした。市教委は「(後輩に)被害感情がなく、公表を望んでいない」として、校名や校種を明かさなかった。 市教委によると2016~18年度、加害側の2教員が後輩の男性教員に、蚕のさなぎを食べさせる▽職員室や教室で丸刈りにさせる▽飲酒を強要する▽10万円分のかばんや時計を購入させる▽七味を頭からかける――など十数件のハラスメント行為をした。既に退職した別の教員も、この後輩教員宅の壁やドアに落書きをしたという。
東京マラソンで、都庁前を一斉にスタートするランナーたち=東京都新宿区で2019年3月3日午前(代表撮影) 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、政府による約2週間の大規模イベント自粛要請を受けて各地でスポーツ大会などの中止や延期が相次ぐ中、日本陸上競技連盟は27日、3月上旬に開催する東京マラソンやびわ湖毎日マラソンなどについて、「参加選手が数百人で大規模イベントには当たらない」として予定通り開催する考えを明らかにした…
卒業式と入学式の延期を発表する国際教養大の鈴木典比古学長=秋田県庁で2020年2月25日、中村聡也撮影 新型コロナウイルスの感染拡大でイベントの中止が相次ぐ中、その範囲が卒業式や入学式に及び始めている。 近畿大(大阪府)は25日、3月の卒業式と4月の入学式を中止すると発表した。入学式は、音楽プロデューサーのつんく♂氏が演出して約1万5000人が参加する見込みだったが、十分な感染症対策ができないと判断した。学長の式辞や来賓の祝辞などはインターネット配信を予定している。付属学校や併設校の九州短期大(福岡県飯塚市)や7府県にある小中高などでも卒業式(一部は既に実施)と入学式を全て中止する。 国際教養大(秋田市)は25日、今春の卒業式と入学式の延期を発表した。開催日程は決まっていない。学生は全員が1年間海外留学をするが、学内で感染が広がれば看板プログラムである海外の提携大との交換留学制度の維持が難
千葉市は22日、市立中学校の60代女性教諭が新型コロナウイルスに感染していたと発表した。東京都も同日、都内の老人保健施設に勤める60代男性職員の感染を明らかにした。このほか北海道、栃木県、千葉県、神奈川県、石川県、愛知県、和歌山県、熊本県でも計25人の感染が新たに確認された。北海道と東京都の計2人は基礎疾患があり、症状が重いという。感染者のほとんどが発症前2週間以内の渡航歴がなく、感染経路は不明だ。 千葉市によると、教諭は花見川区の中学校に勤務。12日に発熱を訴えて風邪と診断された。その後も勤務を続けたが、熱が下がらず、19日に学校を早退して入院。21日、検査で陽性と診断された。この学校については連休明けの25、26両日、臨時休校とする。
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