カナダ McGill大学のVictoria Kaspi博士らの研究チームは、「アインシュタインは正しかった」と一般相対性理論を実証できたことを発表した(McGill大学の発表、ScienceNOW)。 2003年に連星パルサー(PSR J0737-3039A/B)が発見され、高速かつ大きな加速度で相互に軌道を回っていることから、高い精度での一般相対性理論の検証に期待が持たれていた。このパルサーの系で一般相対性理論が正しければ歳差運動が観測されるはずで、4年間の観測・研究の結果、片方で歳差運動を確認できたという。理論から約100年、長い旅である。