先月号の【調査】まずは疑って係!『北朝鮮の核開発も脅威だが、そもそも日本の原子力発電って大丈夫なのか?』が大反響を呼んでいる。原子力発電のことって「聞いたことはあるけど、よくわからん」感じだったのだ。前回は「反対派」である藤田祐幸氏に話を聞いた。でも、物事を一方的な意見だけで判断するのは正しくない。今月は原発問題を考える特集の第2弾として、原子力発電政策を進める経済産業省に話を聞いた。 桜も終わった4月某日。霞ヶ関の経済産業省で、5人の官僚のみなさんがズラリと並んで取材に応じてくれた。事前に送った質問案が幅広かったので、細分化された分野の担当者が集まってくれたのだ。いろんなパンフレットのほかに、44ページに及ぶ手作りの資料も用意されていた。予定された取材時間は1時間。さて、どんな話が聞けるのだろう。 <質問に答えてくれた担当者所属部署> 資源エネルギー庁 原子力政策課、資源エネルギー庁