そんなわけで、いくつかreface DXで音色を作ってみます。お題としてはマイク・オールドフィールドのチューブラーベルズ。後半に様々な楽器が同じフレーズを順番に演奏するパートがあり、そこに出てくる楽器をひととおりFM音源で再現してみます。 できた音はこんな感じです。全楽器reface DXだけで作成し、録音時のエフェクト加工などもしていません。 Grand Piano (0:00) グランドピアノの音は、アタック付近では倍音の多いノコギリ波、サスティンに従って正弦波のような甘い音になっていきます。前回も紹介したアルゴリズム8番で実装します。アタックが鋭すぎるとピックで弾いたような音になってしまうので、すこしなだらかな立ち上がりとします。 ピアノの音は、ひとつの音ならわりと簡単に作れるものの、低音から高音まで、弱い音から強い音まですべて似せるのはわりと大変です。キーボードスケーリングで低い方