日々大量の新聞を印刷する新聞社では、かつてキーを打鍵することで活字母型を自動的に並べて、それを鋳型として印刷版を作る「ライノタイプ」という機械を使っていました。今はもう使われていませんが、その最後の日、大手新聞社であるニューヨーク・タイムズで職人たちがどのように作業していたのかを収めた貴重な映像がVimeoで公開されています。 Farewell - ETAOIN SHRDLU - 1978 さまざまな機械が触れ合う音をバックに、ライノタイプのキーボードがアップで映し出されます。かつては活字を1個1個手で拾って並べていましたが、ライノタイプではキーを打鍵すると活字が自動的に並んで鋳型となり、1行分の「版」を作ることができます。 ライノタイプは1行ごとに文字を並べる仕組みになっており、タイトルに含まれる「ETAOIN SHRDLU」はライノタイプオペレーターたちが打鍵をミスした際、「この行はタ
![ニューヨーク・タイムズが活版印刷方式で刷られた最後の日を記録したムービーが公開中](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/8770db7ece5ca5357428147532493ae3ec86f8c4/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fi.gzn.jp%2Fimg%2F2018%2F04%2F29%2Fetaoin-shrdlu-farewell%2F00.jpg)