気象庁は地震発生から約1時間後に記者会見を開き、「東日本大震災の余震。まだまだ活発な活動が続いており、その一つとみられる。約1週間は震度4程度の余震に警戒が必要」との見解を示した。 同庁地震火山部の斎藤誠地震情報企画官は会見で「津波は陸上でも被害が出る恐れがある」「津波は繰り返し襲ってくる」「海岸に絶対に近付かないように」「家に戻らないように」といった言葉を使って繰り返し注意を呼びかけた。斎藤氏によると、東日本大震災の余震域で発生したマグニチュード(M)7以上の地震は昨年7月10日以来で、震度5弱を観測したのは今年10月以来だという。 今回の地震は日本海溝の外側にある海のプレートで発生したアウターライズ地震で、震源が浅く、津波が発生しやすいのが特徴。アウターライズ地震は東日本大震災直後に発生して以来だった。