本好きにとって、本は人生をともに歩んでいくパートナー。 折に触れてかつて読んだ本に再び目を通すと、その本に出会った頃の思い出やはじめて読んだ時に感じた事が次々と思い出されるものです。 しかし、いくら思いの詰まった本といえども、時とともにページが黄ばんでしまったりボロボロになったりしてしまいますよね……。 どうしたら大切な本と長く付き合っていくことができるのでしょうか。ちょっとした気遣いでできる、本の保管の基本をご紹介します。 本の大敵「ほこり」対策 ほこりは本の大敵。湿気を帯び、やがて本のシミの原因や本を傷める虫発生の温床になるんです。 極端な例ですが、国立国会図書館の貴重書書庫では、書庫内の気圧を外部よりも高めに設定することでほこりの侵入を防いでいるそうですよ。 このことから、本をほこりから守ることがいかに大切か、おわかりいただけると思います。 もちろん、一般家庭において書庫の気圧を高く