富山県魚津市のベニズワイガニ給食が10日始まり、市立道下小、村木小の2校で6年生計約90人が魚津沖で取れた旬のカニを1匹丸ごと味わった。今月末までに全12小学校の6年生のため、計約400匹が無償提供される予定。 市内のカニ卸問屋7社でつくる「魚津紅ズワイ蟹(がに)普及推進協議会」が、特産品の味や食べ方を知ってもらおう、と昨年から始めた。 道下小では、約70匹を1匹ずつお盆にのせて並べた。脚を広げると長さ50センチを超え、児童たちの顔より大きそう。地元地区の女性たちも参加して、食前に甲羅の外し方などの食べ方を説明。児童の中には、器用に甲羅や脚を外して身をほおばる子もいれば、脚から身が出せなくて四苦八苦する子も。6年生の木下紗弥華さん(12)は「1匹丸ごと食べたのは初めて。ちゃんと身を出すことができて、おいしかった。また食べたいです」と話した。 魚津漁協によると、魚津沖でのベニズワイガニ漁は9