初めて梅干しを作ってみた話 今年の夏、初めて梅干しを作りました。 私梅干し大好きなんですが、自分で作るという発想がなくて…同僚が梅シロップを作っているのに影響されて去年から梅仕事を始めてみたんですが、そのときの説明書に「梅干しの作り方」というのも入っていて、えーー梅干しって自分…
初めて梅干しを作ってみた話 今年の夏、初めて梅干しを作りました。 私梅干し大好きなんですが、自分で作るという発想がなくて…同僚が梅シロップを作っているのに影響されて去年から梅仕事を始めてみたんですが、そのときの説明書に「梅干しの作り方」というのも入っていて、えーー梅干しって自分…
西尾維新の今月の『刀語』(第八話)には、いろいろと考えさせられる。もともと僕は『刀語』にはかなり触発されていて、たとえば最近「物語」についてあれこれ言っている背景には、この連作の存在がつねに念頭にあった。 たとえば、このシリーズにはおかしな刀ばかり出てくるが、それは暗黙のうちに、物語のシステムそのものをつくりかえることを肯定している。「主人と従者(グレマスふうには「援助者」)が宝物=刀を集める」というのは物語の古い制度だが、しかし、当の「宝物=刀」がもはやまともな輪郭を描かず、さまざまな形状に分化してしまうのだから、そうそう単純にひとつの「宝」を一致団結して探す物語として割り切ることはできない。簡単にいえば、「刀」というのは、むしろ「刀ではないもの」を呼び寄せる仕掛け、つまり範列的な感受性を帯びたメタファーなのだ。こういうところは、いかにも西尾らしいアイロニー=戯言だといえる。そもそもタ
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