ジブリ最新作にしてこの夏公開映画の目玉『ゲド戦記』を観てきました。盛岡の通称映画館通りにあるシネマです。レイトショーです単独です。館内の音響がステレオじゃなかったオーマイガッ。ではひさびさに,感想がてら映画評といってみましょう。 岩波書店から出されている原作はアーシュラ・K・ル=グウィンが書いたもので(清水真砂子訳),『指輪物語』『ナルニア国物語』と並んで世界三大ファンタジーに数えられているそうですね。どこのだれが決めた「世界三大」なのか知りませんが。 そんな畏れ多い?作品をアニメに仕立てた日本人は,巨匠宮崎駿の子息・吾朗氏。父親の威光を借りるなんてつもりはないのでしょうが,なにかにつけて父親と比較されることはやむをえないでしょう。私も比較するのって大嫌いだけれど,ジブリの名を貶めるような作品であれば遠慮なく酷評をぶつけます(ちなみにこの一文はジブリにメールで送信する所存です)。 まず感想