今年で契約が切れるF1日本GPを主催するモビリティランドが、2019年以降も鈴鹿サーキットで同GPを開催することを発表した。 多くの人々は、「鈴鹿がF1を手放す訳はないだろう」と高を括っていたのではないだろうか。しかし実際には、条件が整わなければ'19年以降の日本GPは開催を断念される可能性もあった。 理由は、ここ何年か減少し続けている観客動員数が関係している。日本GPの観客動員数は'06年の16万1000人(決勝・日曜日)がピークで、'13年以降は10万の大台を割り続けている。昨年に至っては初めて7万人を下回る6万8000人にとどまった。 それでも鈴鹿がF1を開催し続けられるのは、鈴鹿サーキットがホンダの創業者である本田宗一郎によって建設されたという背景がある。 「クルマはレースをやらなくては良くならない」という宗一郎の命によって、'62年に日本初の本格的なレーシングコースとして誕生した
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