神奈川県厚木市にある知的障害者更生施設「紅梅学園」の元アルバイト当直員、加茂昭雄容疑者(67)が、同学園が運営するグループホームに入所する知的障害のある20代の女性を脅したとして、脅迫容疑で逮捕された事件に絡み、同学園で支援員を務める60代の男性職員も同じ女性にわいせつ行為をしていたことが分かった。女性と男性職員は今月、示談が成立し、男性職員は退職届を出したが、学園は受理せずに解雇した。 示談書によると、男性職員は08年7~8月、施設内のトイレや倉庫で、女性の下着を脱がせてタオルで全身をふいたり、下半身を触ったりするなどの行為を繰り返し、女性は精神的に不安定になった。男性職員側は一定の金銭を支払う内容で示談を持ちかけ、今月5日に成立したという。 女性は施設職員らから、同時期に別々に性的被害を受けていたことになり、同学園の大峡健一・総合園長は「(準強姦容疑も事実なら)管理責任を問われてもやむ