卵が世界3大珍味のキャビアとなるダウリアチョウザメが、北斗市の津軽海峡沖で捕獲された。北大の足立伸次教授(魚類繁殖生理学)は「まれに道沿岸まで回遊してくるが、南部での捕獲は珍しい」と話している。 足立教授によると、チョウザメは体長約256センチ、重さ約100キロ。推定年齢20歳で性別は不明。北斗市富川の漁師山城清さん(69)が2月16日午前5時半ごろ、沖合約650メートルの定置網で捕獲した。山城さんは「漁師になって50年になるが、初めての経験」と驚いた様子。 チョウザメはロシアのアムール川などに生息。卵は塩漬けにされ、キャビアとして高値で取引されるため乱獲され、絶滅が危惧されている。