PDO は PHP Data Objects の略で、どのデータベースを使っているかを隠蔽してくれるものです。 PDO を使うことで、どのデータベースを利用する場合でも同じ関数を使うことができますので、もし将来データベースを変更することがあっても、 PDO オブジェクトを作成する時に指定したパラメータだけを変更するばいいことになります。ここでは PHP から PDO を使って MySQL 、 PostgreSQL 、 SQLite へそれぞれ接続する方法について解説します。
ちょっと遅れましたが、シリーズの第3回です。前回までに論じた内容をふまえて、簡単な実装を示します。↓前回までの内容はこちら。 DAOの悪夢 - PHPでデータベースを扱う(1) - 泥のように ドメイン駆動設計という救世主 - PHPでデータベースを扱う(2) - 泥のように 題材 「記事にタグを設定できるブログ」みたいなシステムを考えてみます。ブログ記事を示すEntryテーブル、タグを表すTagテーブルの二つを用意しました。MySQL WorkbenchによるER図(鳥足記法)は以下になります。 1つのEntryに対して複数のTagがある、1対多の関係です。同じTagが複数のEntryに関連するため、多対多の関係と見なすこともできそうですが、タグ程度だとあまり意味がないので、これ以上のテーブル分割はやめておきます。 Entryテーブルの主キーがentryIdと冗長な名前をしているのは、自
データベースに接続する PDOでデータベースに接続するには、PDO クラスを使用します。接続に成功するとオブジェクトが返されます。 オブジェクト = new PDO( 'データベースの種類:dbname=データベース名;host=接続先アドレス', 'ユーザー名', 'パスワード' ); MySQLに接続する場合、データベースの種類は mysql を指定します。もしPostgreSQLに接続したければ pgsql、SQLiteに接続したければ sqlite を指定します。他にも、色々な種類のデータベースに接続することができます。 接続に失敗するとPDOは「例外」を発生させます。これは try と catch を使用すれば補足することができます。具体的には try { チェックしたい処理 } catch (PDOException $e) { 例外が発生したときの処理 } という形式になりま
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