音楽界だけでなく、日本社会に大きな衝撃を与えた音楽家/プロデューサーの加藤和彦の自殺。その背景には、長年患っていたうつ病に加え、多額の借金の存在もあったとされる。 ある音楽関係者が証言する。 「派手な暮らしぶりで知られた加藤さんですが、多額の借金で自宅マンションを手放すなど、ここ数年は金銭的に困窮していたようです。プライドの高い加藤さんが規模の小さい地方の音楽イベントにも積極的に出るようになり、『金に困っているのか』ともウワサになっていました」(音楽関係者) ニューミュージック全盛の1980年代には売れっ子の音楽プロデューサーとして活躍するも、90年代以降は目立ったプロデュース作品もなく、もっぱら懐メロ的プロジェクトへの参加が目立っていた加藤和彦。しかし、「あの素晴らしい愛をもう一度」など自作のヒット曲も多く、一定の印税収入はあったと推測されるが、「スタジオ機材などに凝っていた加藤さんの暮