カルシウムが豊富な食事をとっている人の大腸がん罹患率は、そうでない人に比べて著しく低い傾向にあることがわかった(Shutterstock.com) カルシウムが大腸がんの罹患リスクを大幅に減らす──そんな研究論文が今年1月、発表された。 【画像】身近にあるカルシウムが豊富な食品 カルシウムは特に成長期の子どもの骨と歯の形成に欠かせない栄養素として知られているが、この新たな研究結果が示しているのは、カルシウムの豊富な食品をとることによる大腸がんの予防効果だ。 がん研究を支援する団体Cancer Research U.K.(英国王立がん研究基金)が資金を提供した同研究では、女性50万人以上の約16年間にわたるデータを使用(うち1万2251人が研究期間中に大腸がんに罹患)。研究者が全員の食生活を分析したところ、カルシウムが豊富な食事をとっている人の大腸がん罹患率は、そうでない人に比べて著しく低い
