前回までの印象がガラッと変わりながらも、すごく面白くて、まったく予想外の方向に向かっている。あまりに密度が濃いので、途中でおなか一杯になってそろそろ終わるかなぁっと思い、時間を見たら29分しか経ってなかった。つまり普通のドラマと時間の流れがまったく違う。 脚本のテクニックとしてすごいのは中心の三人のエピソードが面白いのはもちろんのこと、三人を取り囲む、剛力、篠田、内田の三人と、お兄ちゃんの動向もちゃんと面白いところ。それがなんか同心円状の広がりを感じさせて面白い。つまり捨てキャラがほとんどいない。 前クールの『流れ星』と『大切なものは〜』って共通してるのは、『恋空』以降飽和した難病恋愛モノを、ある種の悪意で持って捉えなおしてるところだと思う。だからあらすじだけ説明しても「それ、面白いの?」ってなるんだけど、見てもらうとすごいことのなってるっていうか。 たぶん、二話の「しかけてきたのはそっち