1776年(安永5年)刊風来山人編『刪笑府』より「まんじゅうこわい」の原話の部分 直接の原話は1768年(明和5年)に出版された笑話集『笑府』の訳本からと見られる[1]が、中国における似た笑話は宋代の葉夢得の随筆『避暑録話』や明代の謝肇淛『五雑組』[2]にもある。日本の小咄・軽口集では他に1662年(寛文2年)刊の『為愚痴物語』に御伽衆・野間藤六のエピソードとして登場するほか、1776年(安永5年)刊の『一の富』[2]F、1779年(安永8年)刊の『気のくすり』[3]、1797年(寛政9年)刊の『詞葉の花』[1]に同型のものがある。 東京では若手が鍛錬のために演じるいわゆる「前座噺」のひとつとされるが、5代目柳家小さん、3代目桂三木助らは晩年まで得意ネタとして長く演じた。 上方では4代目桂米團治が演じていたものが3代目桂米朝、3代目桂米之助、6代目笑福亭松鶴に伝わった。その後は多くの噺家が