アップルは出荷台数ベースで世界のスマートウォッチ市場の半分を握っており、アップルウォッチの売上はここ1年で170億ドル以上に達している。しかし、そのアップルを脅かしかねない強敵が浮上した。 グーグルは11月1日、ウェアラブルデバイスメーカーのFitBitを21億ドル(約2270億円)で買収したと発表した。同社は長年、ウェアラブルOSの「Wear OS」に磨きをかけてきたが、ようやくその努力がフィットネスやヘルス領域で実を結ぶかもしれない。 アップルはアップルウォッチやiPhone、AirPodsなどのデバイスを緊密に連携させることで、ウェアラブル市場のリーダーとしてのポジションを固めた。しかし、現状で170億ドルのこの部門の売上は、将来的な規模から考えるとごくわずかなものだ。 ウェアラブルが最大のポテンシャルを発揮するのは、フィットネスとヘルス領域だが、この市場は世界で4.2兆ドル規模とさ