台湾の半導体大手メディアテック(MediaTek)が製造したチップに脆弱性があり、世界のスマホやToTデバイスの3分の1が、盗聴やスパイ行為の危険にさらされていると専門家が報告した。 イスラエルのサイバーセキュリティ企業チェックポイントの研究者によると、問題はメディアテックのチップの音声信号を処理する部分にあるという。この脆弱性を利用するハッカーは、対象となるアンドロイド端末にマルウェアを送り込むか、メディアテックのオーディオファームウェアにアクセスするという。 インストールされたマルウェアは、デバイスのメモリに悪意のあるコードを書き込み、ハッカーが通話を盗聴したり、別のマルウエアを送り込むことを可能にする。 チェックポイントのリサーチャーのSlava Makkaveevは、「パッチが適用されていない端末では、ハッカーがこの脆弱性を悪用してユーザーの会話を盗聴する可能性があった」と述べてい