企業などが去年、国内で使った広告費は、業績の回復や消費税率引き上げ前の駆け込み需要などを背景に6年ぶりに6兆円を上回り、スマートフォン向けなどが大きく伸びたインターネット広告費が初めて1兆円を超えました。 大手広告代理店の「電通」によりますと、去年1年間の国内の広告費は総額6兆1522億円で前の年を2.9%上回り、3年連続で増加しました。 これは、企業業績の回復や消費税率引き上げ前の駆け込み需要に加え、ソチオリンピックやサッカーのワールドカップブラジル大会などのスポーツイベントが相次いだためで、広告費の総額が6兆円を超えたのは平成20年以来、6年ぶりです。 内訳では、テレビメディアが最も多い1兆9564億円、次いでインターネットが1兆519億円、新聞が6057億円、雑誌が2500億円などとなっています。 とりわけインターネット広告費は、現在の統計手法で9年連続の増加となり、普及するスマート