スウェーデンのサーブが開発した「グリペン」は、コスパ最強との呼び声も高いマルチロール機です。その正統進化である新型機「NG」とあわせ、独自の立ち位置を占める「グリペン」の特徴や強みについて解説します。 独自路線を歩んできたスウェーデンと「サーブ」 2018年のヨーロッパは日本と同様、記録的な猛暑に見舞われ、ヨーロッパ諸国は様々な自然災害に見舞われており、スウェーデンでは今年の7月、猛暑による乾燥により、全土で大規模な森林火災が発生しました。消火が不可能と判断したスウェーデン政府は、空軍の戦闘機からレーザー誘導爆弾を投下し、爆発によって酸素を奪って消火するという荒業を用いていますが、その「爆撃」の任務を担ったのが、国産戦闘機JAS39「グリペン」です。 拡大画像 エアショーでデモフライトを行なうハンガリー空軍の「グリペン」(画像:サーブ)。 ナポレオン戦争から2005(平成17)年まで、スウ
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