ネットワンシステムズ 宮下 徹、奈良 昌紀 サーバー仮想化技術はネットワークに様々な影響を及ぼす。そこで今回は、仮想化ソフトが提供するネットワーク機能について見ていくことにする。 仮想化タイプにより機能の違い サーバー仮想化ソフトは、ホストOS型とハイパーバイザ型の2種類に大別できる。違いは、サーバー仮想ソフトの動作環境である。 ホストOS型は、サーバー仮想化ソフトをブラウザやMicrosoft Officeなどの通常のソフトウエアと同様に、汎用OS(WindowsやLinux)にインストールする。仮想化ソフトを実行するために汎用OSが必要になる。 一方、ハイパーバイザは汎用OS(ホストOS)を必要としない。サーバー仮想化ソフトがあたかもOSのようにハードウエアの上で動き、物理デバイスを直接制御する形で動作する。 実はこの二つのタイプは、仮想化レイヤーのネットワークも仕組みが異なる。もっと