「あの村へ嫁に行きたくない…もしも行けば、必ず謎の病気になって死んでしまう…行くならば、お経を彫った鎧と棺桶を持っていく…」 数百年も前から、村人たちにこのように噂される、『謎の病気』が蔓延する村がありました。 山梨県甲府盆地――――――― この地域の村にいるものは、次々と謎の病気にかかり、お腹がふくれ、歩くこともできなくなって死んでいく…。 病気の感染率は、なんと驚愕の55%。 死亡率は100%で、この病気にかかると治療することが出来ず、必ず死ぬ。 この病気は山梨県だけのものではなく、なんと世界中の人々を恐怖に陥れていた不治の病でした。 しかし日本が世界で最初にこの病気の原因を特定し、今もなお続く世界の恐怖の中で、唯一この病気を『完全に根絶』した国として、今も讃えられています。 今回の記事は、長く『地方病』といわれ恐れられてきた謎の奇病と、数百年にも及ぶ人間との激しい戦いについて紹介いた