主な開発ツールの数値計算速度比較
2002年7月5日 藤巻晴行 はじめに 数値計算には10年ほど前までFortranが主に用いられてきたが，ここ数年の高速アプリケーション開発ツール(Rapid Application Development Tool, RADツール）の発達と普及とともに，研究目的であってもFortran以外の言語で組まれたグラフィカルなユーザーインターフェイス(GUI)を備えた数値計算プログラムが珍しくなくなくなってきた。グラフィカルユーザーインターフェイスの充実は，ユーザーの使用法学習コストや入力ミスの低減，そして苦労して作成したプログラムの普及に大きく貢献する。とりわけ，民間会社や官公庁の非研究部門など研究者や学生以外の人々への普及を図る場合には，入出力のGUI化は不可欠であろう。 現在，広く普及しているRADツールには，Microsoft Visual Basic(VB), Microsoft V
Javaによる数値計算
Javaによる数値計算に関しては、Javaをあと少し改善してくれれば、色々な意味で期待したいというのが数値計算に関わる研究者の大方の声であると思われる The Evolution of Numerical Computing in Java Why Java for High-Performance Computing is not an oxymoron Dagstuhl Seminar(2000年8月): High Performance Computing and Java Kahanの手厳しいノートがある How Java's Floating-Point Hurts Everyone Everywhere このような方向のJavaの提案としてRealJavaがある。 また、現状のJavaで数値計算ライブラリも開発されている。 数値計算学者のG. W. Stewartの書いたJav
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