スパコン富岳の世界一 起点は「2位じゃだめですか」『富岳 世界4冠スパコンが日本を救う』より2021 / 3 / 11 日本が世界に誇るスーパーコンピューター「富岳(ふがく)」。年2回発表される「トップ500」というスパコンの性能ランキングで2020年6月、11月と2連覇を成し遂げた。日本のスパコンがトップ500で1位になったのは2011年11月の「京(けい)」以来だ。しかも富岳は4種類ある性能ランキングのすべてで2位に3倍以上の差を付けて1位を取った。京の開発から富岳まで何が起こったのか。新刊『富岳 世界4冠スパコンが日本を救う』(日経BP)から紹介しよう。 「2位じゃだめなんでしょうか」が残したもの日本のスパコン開発の、ターニングポイントになったのが2009年に行われた「事業仕分け」だ。蓮舫参議院議員による「2位じゃだめなんでしょうか」の名セリフは、多くの人がご存じだろう。 当時の民主
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