UNIX やそのツールはどのような考えに基づいて作られているのか解説した本。 UNIX が開発されていくなかで培われていった文化や考え方について書かれている。 www.ohmsha.co.jp UNIX が具体的にどのように動いているのかではなく、 UNIX はなぜそのように動いているのか、ということが主題。 そのため、 UNIX に限らずソフトウェア開発全般に適用できるような内容になっている。ソフトウェアだけでなく「ものを作る」こと全般に応用できる内容も多いかもしれない。 私も、現時点では UNIX そのものに対する熱意や探究心はあまりないので、 UNIX について知るためではなく開発の参考になる考え方がないかと思って読んだ。 9 つの定理が紹介されているのだが、まず思ったのは、「言うは易く行うは難し」という感じの定理ばかりだなということ。 例えばシンプルに保て、小ささを維持しろ、という
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