東日本大震災による被害への保険金について生命保険協会は、個人と法人をあわせて2000億円規模になることを明らかにした。阪神・淡路大震災などを踏まえて試算した。また、すでに1593件、約128億円(2011年4月14日時点)の保険金(個人と法人の合計)を支払っている。 生命保険協会の渡辺光一郎会長(第一生命保険社長)は4月15日の記者会見で、震災に伴うマクロ経済への影響について、「(電力インフラやサプライチェーンの毀損のよる企業の生産低下などの状況はあるが)秋以降は日本経済の復興に向けた動きが顕在化するので、景気自体も持ち直しに向かう」との見通しを示した。