海へ放出すべきか議論になっている福島第一原発の汚染水について、その8割以上で放射性物質が放出のための基準を超えていることが明らかになりました。 福島第一原発で発生する汚染水は、「ALPS(アルプス)」という装置でトリチウム以外の放射性物質を濾過(ろか)して処理していますが、すでに敷地内のタンクに約94万トンまで増え続けています。東電でこのうち89万トンを調べたところ、8割以上の75万トンでトリチウム以外の放射性物質の濃度が外部の環境に放出する際の基準を超えていたということです。東電はこの汚染水について、海に放出するなどの方針が固まった後で改めて放射性物質の除去に取り組む方針です。
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