パレスチナ自治区ガザ地区で戦闘を続けるイスラエルが、外国メディアへの規制を強めている。イスラエル政府は4月、「国家の安全に害を及ぼす」と認定した外国メディアの活動を禁止する法律を策定。5月にはガザ地区から報道を続ける中東の衛星テレビ「アルジャジーラ」が活動を禁止され、6月9日には禁止期間が45日間延長された。 「民主主義国家」イスラエルのメディア規制について、その背景に迫ります。今回は第1回。 第2回 「欧米メディアをガザに入れるべき」 右派NGOの主張 第3回 「メディア規制を戦闘拡大に利用」イスラエル・左派研究者の分析(14日11時公開予定) なぜ、外国メディアが敵視されるのか。アルジャジーラのエルサレム支局長、ワリド・オマリ氏に聞いた。【聞き手・ヨルダン川西岸ラマラで松岡大地】