歌手の中森明菜さんが女性週刊誌に掲載された自宅の中の写真を巡り、発行元の小学館などを訴えた裁判で、東京地方裁判所は「会社ぐるみの違法な行為だ」として、550万円を賠償するよう命じる判決を言い渡しました。 裁判で小学館などは「本人の様子を伝えるのは社会的な意義がある」などと主張しました。 27日の判決で東京地方裁判所の水野有子裁判長は「本人の承諾もなく、自宅にいるところを撮影して、プライバシーを侵害したもので撮影のしかたも悪質だ」と指摘しました。 そのうえで、「週刊誌の編集長は過去の裁判の例から撮影が違法だと知っていて、法務室も掲載を止めなかった。会社ぐるみの違法な行為で、コンプライアンス上の問題が大きく、療養中の原告に甚大な精神的苦痛を与えた」として、小学館とカメラマンに550万円を賠償するよう命じました。 判決について、小学館広報室は「判決文を精査のうえ、しかるべく対応します」と、コメン
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