関西地域でうどん店を中心に飲食店を50店舗展開する「太鼓亭」が、日本記念日協会から「おだしの日」の認定を受け、4月1日に、「関西おだし専門店 だし蔵」(大阪府豊中市)で記念日登録証授与式が行われた。「おだしの日」は、10月28日に制定。この日は、おだしの素材となる、かつお節の製法「燻乾カビ付け製法」を考案した和歌山県日高郡印南町の漁民、角屋甚太郎の命日であることから。 日本のだし文化発祥の地は関西だとする同社。究極のだしを求め、日々研究を重ねてきた「煮出し師」福本康利さんが、かつお節のルーツを探っていたところ、角屋甚太郎という人物に行き着いた。1707年10月28日は、宝永大地震のあった日で、大津波が和歌山県を襲ったという。その津波で甚太郎は亡くなったのだが、これをきっかけに門外不出だった「燻乾カビ付け製法」が日本全国に広まることとなった。おだしの素晴らしさを知らしめるきっかけを作った彼の