忘年会の語源について、日本で最初にこの言葉が使われたのは、夏目漱石の『吾輩は猫である』とインターネットで見た。この語源説が正しいかどうかを知りたい。 (1) 語源について 資料1:「忘年会」の項に以下の記述あり。 「中国では、「忘年」を本来、年の老いたことを忘れる意として「忘年忘義、振於無意」(『荘子』斉物論)のように用い、上下の年齢を問題にしない意にも用いている。これを一年間の苦労を忘れる意に解釈し直したのが、日本人の工夫らしい。 室町時代に「深更に及びて百韻了りぬ、年忘れと謂うべきか」(『看聞御記』)のように「年忘れ」が現れ(略)。」 *『看聞御記』:かんもんぎょき 日記。後祟光院(貞成親王)記。永応23年(1416)-文安5年(1448)まで現存。(当館請求記号:0810/Z340/Z1-35-1~2) また、同書では 「「忘年会」は「今夕所謂忘年会なるを以て」(『航海新説』)の よ