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怪談と小説に関するmorobitokozouのブックマーク (3)

  • あの頃オカ板に青春を捧げたオタク達が読むべきただ一つのホラー小説、「虚魚」|しょんぼりさん

    八尺様、くねくね、きさらぎ駅、コトリバコ、ひとりかくれんぼ…今や「ネット怪談」として多くのインターネットユーザー達の間で知られるようになったこれらは、たらこ唇のお化けが運営するインターネット掲示板から生まれた。 2000年代前半、2ちゃんねる、オカルト板。 ニコニコ動画もまだ存在せず、YouTubeもまだまだマイナーだった時代に、インターネットの申し子(或いは忌み子)として生を受けた俺たちのもっぱらの遊び場と言えば「2ちゃんねる」だった。 インターネットの掲示板文化全盛期、VIPやニュー速、ふたばなど、悪名高きネットの盛り場と並んで暗く怪しい輝きを放っていたのがオカルト板…中でも、洒落怖スレこと「死ぬほど洒落にならない怖い話を集めてみない?」の存在だ。 そこでは日夜、怪談好き達が実話という体裁をとっては身の毛もよだつ恐ろしい話をこぞって投稿していた。くねくねやきさらぎ駅など、10年以上経っ

    あの頃オカ板に青春を捧げたオタク達が読むべきただ一つのホラー小説、「虚魚」|しょんぼりさん
  • 【怪奇短編】「影」|ドント

    [………………接続中………………] ……………………もしもし? こんにちは。 …………見えてます? 聞こえてますか? あぁ、大丈夫ですね………… リモートのインタビュー、3回目ですけど、慣れないですね………… はい、えぇ。今回で連載はいったん打ち止めということで。 いえいえ、致し方ないですよ。いろいろ大変な時代で、お忙しいでしょうし………… でもこんな時局でも、こういう話のニーズはあるんですね。不安な時代だからこそ、なんでしょうか………… 「一番怖かった心霊体験」でしたね。メールでいただいていた通りのテーマで。はい。 ぼく、メールをいただいてから何日か考えてみたんですけどね、やっぱり子供の頃の原体験というか、それが一番強烈だよなと思うんですよ。なにせ一番最初の恐怖体験、オバケとの遭遇なわけですから。どうしたってそれが一番鮮烈に頭に焼きつくんですよ。 ところがその肝心の、原初の心霊体験……ぼ

    【怪奇短編】「影」|ドント
  • 巷説IT企業奇譚 - megamouthの葬列

    山伏 他社に派遣されているエンジニアたちが月一回の帰社日にオフィスに集まってくると、社長の隣にいかめしい山伏が立っていて、集まった社員を水晶玉のようなまん丸な瞳でねめつけていたので、皆驚いた。 社員とは対照的に社長は上機嫌の様子で、件の山伏のほうに手をひらひらさせながら言った。 「今日から、この会社のコンサルタント的なことをしてもらう方でね、不動院八山坊さんです。」 紹介された山伏は、見開いた目を微動だにさせず、集まった一同を見回して、ただ、うんっと持っていた錫杖をカーペットにうちつけた。 錫杖の先からシャラン、と安っぽい音が鳴って、社長以外の全員が、この会社はもうダメだ、と、ため息をついた。 「では、八山坊さん。何から始めますか?」 と期待を込めて社長が尋ねると、山伏はようやく口を開いた。 「人が去り、残った者も皆ほうぼうに出稼ぎにでかけておる。」山伏は懐から4枚の手鏡を取り出した。「ま

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