日本でも人気のニュージーランド産高級蜂蜜「マヌカハニー」から、発がん性が疑われ各国が使用禁止に動いている除草剤グリホサートの成分が検出されたことがわかった。 「食べる抗菌剤」マヌカハニーは、ニュージーランドに自生するマヌカの花蜜を原料とし、強い抗菌作用を持つ化合物のメチルグリオキサールを豊富に含むことで知られる。ニュージーランドの先住民であるマオリが、風邪や様々な病気の治療にマヌカハニーを利用していたことでも有名だ。 こうした「食べる抗菌剤」のイメージからか、新型コロナウイルスの感染が拡大し始めた今年初め以降、世界的に需要が急増。ニュージーランド政府の最新の統計によると、今年5月のマヌカハニーを含む蜂蜜全体の輸出額は、前年同月比53%増となった。政府の担当者は「人々の健康意識が世界的に高まったことで、自然食への関心がより強まったのかもしれない」と分析する。 マヌカハニーの大口輸入国である日