焼酎メーカー最大手の霧島酒造(宮崎県都城市)は8日、「黒霧島」など芋焼酎全16銘柄の価格を9月出荷分から2~11%程度値上げすると発表した。主原料のサツマイモや燃料費の価格高騰が理由。値上げは2007年以来15年ぶり。 主力の黒霧島の値上げ幅は8%程度で、900ミリリットル瓶(アルコール分25%)の希望小売価格が1016円から1099円になる。 原油価格の高騰により、包装資材や燃料費のコストが上昇した。また、18年に国内で初めて確認されたサツマイモの伝染病「基腐病」の拡大で仕入れ値が上がり、収穫量の減少も懸念されているという。