ECO JAPAN special エネルギーを 蓄える創るVol.1 環境技術ハイブリッド車（HEV）普及の鍵を握るリチウムイオンバッテリーの開発をリード地球温暖化やエネルギー資源の枯渇といった地球環境問題の深刻化とともに、自動車のCO2排出量削減対策は危急の課題となっている。現在では、日米欧を中心に排出ガスや燃費に関する規制が強化されているが、一方で中国等の新興国における自動車需要が急拡大し、それにともなうCO2排出量の増加が大きな懸念となりつつある。 「自動車にも環境に対する配慮を」という期待に応える存在として、現在唯一、広く市販されているのがハイブリッド車（HEV）だ。HEVは、2007年には世界累計の販売台数が100万台を突破。2012年には年間販売台数が200万台を超えると予測されており、環境配慮型自動車の本命と目されている。 HEVの実現に欠かせないのが二次電池（バッテリー）だ。モーターで発電した電気を効率よく蓄えて利用することができ、また様々な環境下で、長期にわたって使用できる二次電池が開発されれば、HEVの走行性能や使い勝手
