NECは2014年8月27日、企業や官公庁、データセンター市場向けのSDN(ソフトウエア・デファインド・ネットワーキング)事業を強化すると発表した。これまで提供してきたOpenFlow対応の製品群に加え、既存のネットワークシステムから段階的にSDNに移行できる「SDN Ready」製品を順次、提供開始する。導入の際のコンサルティングサービスも開始、営業体制も強化する。 SDNは、スイッチやルーターなどのネットワーク機器をソフトウエアによって集中的に制御すること。専用のコントローラーを用いることで仮想ネットワークを構成し、簡単に管理できることを目指す技術だ。 NECが算出した、SDN関連の製品やサービスなどを含めた市場規模予測は2014年に5000億円。2017年には4兆7000億円にまで成長すると予測している。NECシステムプラットフォームビジネスユニットの福田公彦執行役員は「ネットワーク